廃線跡を歩いてきた。JR福知山線を宝塚からひと駅、生瀬で降り、そこから武田尾駅まで、約2時間の道のり。
山歩き雑誌に載っているのを見て来たものの、入り口にはハイキングコースではないとの看板。どうやら、歩くのは自己責任で、ということらしい。
ただ、ところどころ、どう考えても歩くことを前提とした、新しいフェンスが整備されている。みんなが歩いちゃうので、責任はとれないけれど、黙認しているよう。調べてみると人気で有名なスポットらしく、実際、何人も歩いている人とすれ違った。
生瀬の駅を降りて道沿いにトンネルを越えると国道176号線に出る。176号線を歩いて、中国道の橋をくぐった右手側道を降りると廃線のルート。
対岸のごっつい岩を横目に、川にそって歩いて行くと、トンネル。真っ暗。懐中電灯持ってなくて、携帯のライトで歩く。
川は濁流。
この生瀬から2つ目のトンネルが、ものすっごい怖かった。1つ目のトンネルは直線で、出口がほんのり明るくて、携帯のライトでも歩くことができた。でも、2つ目のトンネルは、入り口に木が生い茂っていて、そもそもあまり光が入らないし、トンネルがカーブしているので、中は本当に真っ暗。
ましてや、夕方に差し掛かっていて人は誰もいない。暗いだけじゃなくて、中はヒンヤリしていて、水がぽたぽた落ちてくる。なんの音もなく静かだから、自分の鞄の擦れる音が、女の人のすすり泣きに聞こえてくる始末。そんなのを400メートルも歩くんだからチビリそうになった。1人で行くのはコワイ。お化け屋敷の100倍コワイ。ほんとに懐中電灯必要。携帯の画面のライトなんか足元もみえない。LEDランタンでもいいぐらい。
入り口を何度も振り返っちゃう。
いやもうね、頑張って歩きましたよ。1人で行くのはよした方がいいかもしれません。
3つ目のトンネルは、慣れてきていたし、短かった。これを抜けると鉄橋。
でーん。トンネルの出口に、無骨な鉄橋がずっしり立っている。なかなかかっこよさげ。
枕木のところはフェンスで閉ざされていて、横道が歩けるようになっている。
橋の下は濁流。
ところどころに、ベンチがある。武庫川を見ながら、ジャムパン食べてひと休みした。
このあたりは桜がきれいだそう。
後ろに隠れた太陽で、雲がピカピカ光ってて、とっても素敵だった。
生瀬から武田尾まではちょうど2時間。武田尾の駅はトンネルの中にあって、地下鉄の駅みたいでカッコイイ。
– 懐中電灯は必須。
– 真っ暗なトンネルは、ほんとコワイ。1人で行くべきじゃない。
– 桜や紅葉の季節は綺麗だろうとおもった。
– いつか武田尾温泉はいりたい。
[武庫川渓谷歩く]完了。
・武庫川渓谷:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-250350.html
最後の空の写真よいね^^
のくぼ。秋は空が綺麗だよね。
雲の種類がたくさん解説してある本を買おうと思うんだ。
雲マニアになりたい。